葉酸は妊娠サプリではない?

葉酸サプリメントの真の意味

 

母体と赤ちゃんのための栄養素

葉酸は妊活中の男性女性ともに欠かすことのできない栄養素ですが、中には妊娠しやすい体質に変化すると思いサプリメントを摂取しているかたも少なくありません。

ですが、葉酸はあくまでも栄養の一種、不妊治療の効果のある薬ではなく、母体となる身体と今後迎えることになる赤ちゃんに必要となる栄養を前もって摂っておこうということで摂取がすすめられている成分なのです。

特に赤ちゃんの先天的な障害を防ぐために葉酸は必須です。妊娠確率を上げるためではなく、妊活中から摂取しておき、いつ妊娠をしても丈夫な赤ちゃんが授かるように準備をしておくために必要になります。妊娠しやすいように体質を整えるためには

  • 女性ホルモンのバランスを整えること
  • 栄養バランスのいい食生活を意識すること
  • 冷え性・血行不良を改善すること

などが大切ですが、葉酸はあくまでもそうした体質改善の手伝いをする栄養素の一つに過ぎません。

葉酸は夫婦で必要

妊娠確率が上がらなければ妊活中の摂取は必ずしも必要ないのではないかと考えるかたもいますが、そうではありません。健康な赤ちゃんを迎えるためには妊活中こそ重要な時期になります。

葉酸は赤ちゃんの背負う障害のリスクを減らすことができますので、女性だけではなく男性の摂取も求められ、1日に必要な量を摂って備えておくことこそ大切です。不妊治療を受けている夫婦の約30%が男性側の原因だとされています。

葉酸の摂取だけで不妊解消に繋がるわけではありませんが、染色体異常を持っている精子を減らす効果が期待されますので、女性と男性双方とも卵子と精子の健康のために夫婦で摂取することに意味があるのです。

葉酸は食材に含まれている成分ですが、1日の摂取量を摂るのには食事だけでは補うことが難しいため、厚生労働省からもサプリメントの服用が推奨されています。

  • 妊活中の女性の必要摂取量は240μgから400μg
  • 男性の必要摂取量は240μg

を目安に取り入れてください。葉酸は用量を守ったサプリメントの服用と食事からの摂取なら過剰摂取になってしまうことは滅多にありません。葉酸を摂取することで体調が良くなったり、ホルモンバランスが整うことで精神的な安定感も得られます。気持ち的にもナイーブになりやすい妊活期間中を健やかに過ごすためにも役立つのです。

葉酸不足が引き起こす影響と流産率

 

葉酸が少なくなると流産しやすい

胎児の先天的異常のリスクを少なくするのに必要な葉酸は、逆に不足してしまうと流産のリスクを高めてしまいます。妊娠の12週目以内に発生してしてしまう初期流産の原因の約80%が胎児の染色体異常だからです。つまり、これを防止することさえできれば、せっかく授かった命を守る確率が劇的に上がることになります。

胎児が染色体異常になってしまう原因は、うまく細胞分裂をすることができずに大きくなれないことです。染色体は両親のDNAを引き継ぐために必要になるもので、細胞分裂によって体を作るのに必要な染色体が作られていきます。

その過程がうまくいかないと染色体に異常が起こってしまい、先天性の異常が起こったり生まれてくることができなくなってしまうのです。

葉酸はそんな細胞分裂を活性化させ、細胞を元気にする働きがあります。精子と受精した卵子が受精卵になり、細胞分裂を活発にするこで胎児になり、両親のDNAをコピーしながら大きくなります。

この工程で母体の葉酸が大量に消費されることがわかっていますので、妊活中のかたは赤ちゃんを迎える準備のために、妊娠中のかたは赤ちゃんを育てるために特にたくさんの葉酸を摂取することが求められるのです。

そのために食生活を改めるだけではなく、効率よく摂取できるサプリメントから取り入れることがすすめられています。

健康な赤ちゃんは健康な母体から生まれる

葉酸の効果としては、他にも

  • 心臓疾患の予防
  • 造血作用による貧血予防
  • 子宮頸がんの予防

などが挙げられます。元気な赤ちゃんは健康な卵子と精子から生まれますし、健康的にお腹の中で育つには揺りかごになる母体が健常であることが必須です。そのためにも積極的に葉酸の摂取が必要になります。

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